ロータリブロワ・真空ポンプ ARJ型

  • 特徴・用途
  • 選定表
  • 構造図

ARJ型 構造図

ARJ型 構造図

潤滑

タイミングギヤとギヤ側軸受および駆動側軸受は全てオイルバス方式によるハネカケ潤滑です。理想的な潤滑を得るため全て油による潤滑方式を採用しています。両方の油溜には適切な容量の油が供給できますので、ブロワ運転中の油の供給は必要ありません。また、油溜には円形油面形を設けてあり油面の点検が容易に行えます。ご使用条件によっては駆動側及びギヤ側油には冷却水を通すことができます。

ケーシング

材料は鋳鉄製、上部吸込・下部水平吐出しの一体構造で、全体として十分な強度と剛性をもたせてあります。  また、ステンレス等、特殊材質も製作可能です。

ロータ

高級鋳鉄を使用し、その形状は新しく開発した三葉ロータで、高精度の加工を施し、内部すきまは適切かつ最小に保たれています。そのため高い効率が得られます。また、動バランスを完全にとってありますので、振動・騒音は最小限におさえられています。  ケーシング同様に、ステンレス製の製作可能です。

ベアリング

精度が高く、運転条件に対して十分な負荷容量のものを選定していますので、安定した性能と長い寿命が保証されます。

タイミングギヤ

ギヤはロータと共にロータリブロワの重要な部分ですから、特別な配慮がなされています。材質はクロームモリブデン鋼を使用し、浸炭焼入れと研磨仕上げを施してあり、耐久力が非常にすぐれています。

サイドカバー

ケーシングとベアリング・ギヤ室との間には、中間室としてサイドカバーを設けてあります。サイドカバーにはシール機構があり、このため潤滑油がケーシング内へもれこむことがなく、また、取扱いガスに含まれるドレンなどで潤滑油が劣化する心配がありません。

軸封

メカニカルシール、ドライガスシールなど豊富な軸封方式を用意しております。
軸封構造については別図に示すように、幅広い用途に応じて様々な構造があります。

ARJ型 構造図

1)標準形

主として空気を取扱うブロワに適します。

軸封位置 A オイルシール
軸封位置 B オイルシールまたはラビリンスシール
軸封位置 C ラビリンスシール

2)1メカ”Ka”、”Kb”形

軸貫通部にメカニカルシールを1個備えた形式で、大気へのガス漏れが許されないN2、H2、Ar、He、CO、CO2等非溶剤系のガスおよびコークス炉ガス、都市ガス、消化ガス等の軸封に適します。 運転圧力および取扱いガス中の水分の有無に応じてKa形とKb形の2方式があります。

  Ka形 Kb形
軸封位置 A シングルメカニカルシール ダブルメカニカルシール
軸封位置 B オイルシールまたはラビリンスシール オイルシールまたはラビリンスシール
軸封位置 C ラビリンスシール ラビリンスシール

3)4メカ”B形”

ベアリング背部の4ヵ所にメカニカルシールを備え、取扱いガスが直接潤滑油に触れないようにしたもので、溶剤系のガスの軸封に適します。 取扱いガスの成分に応じ、シングルメカニカルシールとダブルメカニカルシールの2方式があります。ダブルメカニカルシールの場合は、油潤滑の循環システムが必要です。

  Ba形 Bb形
軸封位置 A オイルシール オイルシール
軸封位置 B シングルメカニカルシール ダブルメカニカルシール
軸封位置 C ラビリンスシール ラビリンスシール

4)4メカ”I”形

ロータの軸封部の4ヵ所にメカニカルシールを備え、取扱いガスと軸受部分を完全に絶縁したもので、潤滑油に触れると反応を起す特殊ガスおよびスチーム等の軸封に適します。 サイドカバーは開放されており、封液の循環システムが必要です。

  Ia形 Ib形 Ic形
軸封位置 A オイルシール オイルシール オイルシール
軸封位置 B オイルシールまたはラビリンスシール オイルシールまたはラビリンスシール オイルシール
軸封位置 C シングルメカニカルシール ダブルメカニカルシール ドライガスシール